数秘術の歴史

数秘術の創始者は、かの有名な古代ギリシアの数学者・哲学者ピュタゴラスと言われています。しかしそれよりさらに以前から、各地で数秘術が用いられていたとも考えられています。

人間ははるか古代から「数」というものに強いインスピレーションを受け、数字のうちに物事の宿命をつかさどる魔術的・神秘的なパワーがあることを感じ取ってきたのです。その感性は人間に普遍のものなのかもしれません。

現代使われている数秘術は20世紀初頭から改めて研究されてきたものを基礎としています。数字とその性質との結びつきは私たちの生きる現代にきちんと通用するものです。

「数」に秘められた力

数秘術では、それぞれの数に特有の意味やパワーがあると考えます。たとえば「１」には「はじまり」という意味があると言われれば、何となく納得出来る人が多いのではないでしょうか。「１」には「はじまり」のほかに「独立」や「リーダーシップ」のような意味もあります。
数秘術師は１から９までのすべての数字について、このような固有の特性を理解し、深く研究し、数が教えてくれるメッセージをしっかりと受け取ることが出来ます。そして複数の数の組み合わせから、物事の本質を探り、発見するのです。

数秘術で占えること

生年月日や姓名は、あなたが生まれもち、あるいは誕生とともに与えられた固有のものです。その生まれもった数から計算される誕生数、運命数、パーソナルナンバーなどは、あなたの本来の性質と、生まれながらに宿命づけられた使命とを教えてくれます。

あなたが生まれ持った能力とは何か。あなたの人生の目的は何か。それらが数字を通して現れてくるのです。それを知ることで、現在のご自身のあり方を上手に受け入れ、これからの人生の指針を得ることができ、先の選択におおいに役立ちます。

数秘術ではあなた自身のことだけでなく、ご家族や恋愛・仕事のパートナー、あなたの上司や部下のことも知ることが出来ます。 相手の方が生まれもった性質、宿命づけられた本質を根幹から知ることにより、人間関係の中でお互いがどのような状況にあるのか、これからどのように接していけばいいのか、いつ行動すればいいのかということが分かり、スムーズな関係を築いていくことが出来ます。

生きにくくて苦しい人生から、物事がうまく運ぶ人生へ

数秘術ではあなたの本来の性質、この人生の目的が、数字を通して現れてきます。言い換えれば、あなたの「適性」を知ることが出来るのです。たとえば、あなたは自営業タイプなのか、家庭で働くタイプなのかなど。どんな仕事、どんな生き方が合っているのかということ。

本来の性質に合わない人生を送っているとき、人はとても苦しみます。頑張っているのに、どうしてかうまくいかない。ずっと違和感を感じ続けてつらい思いをすることもあります。それは逆風の中を旅しているようなものだからです。しかし本来の性質を理解して、それに合った行動をすれば、驚くほどスムーズに物事は運ぶようになります。

お心も軽くなることでしょう。ご自身が持って生まれた能力、才能を活かすことをすれば、自然の流れに沿うように、楽に生きることが出来ます。

恋と数秘術

たとえば「彼の心が離れているのかな？」と心配になった時、あなたと彼を数秘術で占ってみましょう。数秘術では彼の持って生まれた性質が分かります。

そこで彼が本来仕事第一の人だと分かったとします。すると、彼が冷たいように感じられるのは、あなたに対する愛情がないわけではなくて、ただ「もともと恋愛にまめでないだけ」と分かったりします。彼の性質が理解出来れば、「愛してないのかな？」という不安から来る衝突や誤解がなくなり、彼との上手な付き合い方が分かります。

また、彼は感情が表に出やすい人なのか、あるいは感情が分かりにくい人なのか。考え方、好みなど、その人の恋愛の傾向が分かります。数秘術師はそれを把握した上で、的確なアドバイスをあなたに授けます。是非参考になさって、あなたの恋をより楽しいものにして下さい。