家相の歴史

家相は古代中国発祥の「易」を軸として、陰陽五行説、十干十二支や暦法と結び合わされて成立、発展しました。日本でもなじみのある風水や気学と通じる考え方です。現在の日本では新築やリフォームの際に重視されています。また、思わぬ不幸・不運が続いた時に、家相からの影響がないかを調べ、よき方向へと変えていくために家相を見直します。

人が家に働きかけ、家が人に働きかける

家は人の住む空間ですから、そこに住む人の心と不可分のものです。家相は住む人の心を表します。住む人が家に働きかけ、家を整えれば、住む人の心が整います。よい家相となるようによく考えた家に住めば、家からよい影響を受け、運気を好転させることが出来るのです。

家相をうまく取り入れて、運気アップしましょう

家を新築したりリフォームする時には、家相の知恵を借りて、住む人に幸せをもたらす家にしたいものです。是非、家相をうまく取り入れて、運気アップをはかって下さい。建てる土地、間取りなどで気の流れが分かり、運気が変わってきます。

家相について専門家・知識ある人にアドバイスを求める時には、このような家相の仕組みをよく理解した、信頼できる人を頼って下さい。東京エムシーでは正純先生を家相の第一人者としてお勧めしています。

チェックしてみましょう

住まいの外観や内部の雰囲気などはそこに住む人をどことなく反映していることは、多くの人が感じ取れることでしょう。一方、住まいが変われば人もどことなく、住まいの雰囲気に影響を受けていきます。住環境への正しい働きかけは、必ず住環境から人へと良い働きかけとして返ってきます。

家相風水はそうして整っていくものです。家について、チェックしてみましょう。

1 . 建物の周囲に湿気が多い。

2 . 陽当たりや風通しが悪い。

3 . 一日に一度も使わない部屋があり、何となく異臭がする。

4 . 方位磁石の指す方位が安定しない。

5 . 化学物質による室内汚染や外部からの塵や埃が著しい。

6 . 家の構えや配色に違和感を感じる。

7 . 家に帰りたくない気分が続き、家に居るとストレスを感じる。

このような家では、気の流れが滞り、運気が下がってしまいます。
よい家へと家相を変えていく必要があります。

たとえば、あなたの家の玄関先を

道路など公共性のある場所から、門、そして玄関に至るアプローチまでにかけては、家の間取り以上に注意を払う必要があることをご存知でしょうか。玄関のドアを開けて家の中に入る前に、心が洗われるような清々しい雰囲気があること。外での疲れを癒してくれるような吉相スペースを作ることが、マイナスな心の作用を生じさせないポイントになります。

人の第一印象が大切なように、玄関先は住まいの第一印象として大切な部分です。しっかり注意を払って、良い印象を人に与えられるような雰囲気にして下さい。よい印象はよい気を生じます。家相のよい玄関は、悪い気を寄せ付けないバリアとしてあなたや家族を守ってくれるでしょう。

インテリアでも家相を整えられます

インテリアは、住む人にも、その家を訪れていくらかの時間を過ごす人にとっても、リラックスできるかどうかなど、多くの影響を与えるものです。家相では、インテリアに採用された色や形、そしてどの場所にどのくらいのサイズで置いてあるかを考えます。

住む人の心を清々しくしてくれるインテリアを用意したいものです。心が洗われるようなインテリアを選べば、自然に調和した、プラスの心の作用が促されます。そこから翳りのない生活が始まります。

家相を考える上で、大切なこと

住まいの新築やリフォームで後悔する人に限って、希望や要望の説明が不十分で業者に伝えられていなかったり、工事費が安いからといって安易に不親切な業者に依頼しているケースが多いものです。結局は自分自身が完成後のことをよく考えていなかったこと、つまり想像力の欠如が大きな原因になっているのです。

それをあとから「方位が悪かった」などと、まったく異なった次元にすり替えてしまうのです。リフォームでは、ご年配の方を狙った偽の耐震工事などの悪徳商法が数年前に世を騒がせました。

このような詐欺は許しがたいものですが、もともと新築やリフォームを考えていて、結果として金銭トラブルに巻き込まれたり悪徳業者に引っかかってしまった人は、自分にもそのような業者を引き寄せる原因があったことを自覚し、反省することが、同じ失敗を繰り返さないことにつながります。

住まいに関わるすべてのことは、住む人自身が磁石のように引きつけるものです。あなたが住まいに働きかけたことが、住まいからあなたへと返ってくるのです。家相の凶作用も、元をたどればあなたの心、自然の魂に行き着くのです。

家相を考えることは、あなたや大切な家族の住む家のことを丁寧に考えるということにほかなりません。しっかり想像して、運を呼び寄せる家にしたいと願うこと。そしてそうなるように働きかけること。家相を取り入れることは、家を大切にし、家について真剣に取り組むことなしにはなされないことです。

家相を取り入れることにも、限界はあります

家相を重視する人でも、マンションやアパートの場合、戸建て住宅のようには間取りが自由に取れません。「凶の無い部屋」というのは探すこと自体難しく、建物のどこかには必ず凶の要素があるものです。しかしそれが普通です。風水・家相において完璧な建築というものは構造的にも無理がありますので、大事なポイントを押さえていればよいのです。

家相だけで不幸や不運が確定するようなことはまれです。家相においては、よいものを大切にし、悪いものを出来る限り取り除くことが大切です。必要以上に神経質になったり、独学で得た嘘か本当か分からないような知識に固執したり、脅すようなことを言う自称専門家の意見を鵜呑みにしてしまってはいけません。

そして「家相が悪いから自分にはツキがない！」などと決めつけてネガティブになってしまっては本末転倒で、トラブルを招き、やってくるべき幸運も逃げ出してしまいます。

幸せの家を手に入れるために

家相を調整する時には、「今よりもさらに快適で健康的で、和やかで楽しい住まいにしよう！」という明るいイメージを描きましょう。そして、計画の段階から穏やかな心をもって、ご自身や家族の幸福な状態を常にイメージしながら、事の自然な流れを意識していきましょう。

信頼出来るアドバイザーは、適正な相談料で、あなたの家が出来る限りよくなるように、あなたとご家族が幸せになれるように、一緒になって考えてくれるはずです。家相を整え、よい気の流れを得て、家と人とがよい相乗効果をもたらし続ける、吉相の家づくりをなさって下さい。